upto4、みらい創造機構による「バイオプラスチック」分野の技術シーズマッチングイベントを開催しました

株式会社みらい創造機構(代表取締役社長:岡田祐之、以下「みらい創造機構」)は、upto4株式会社(代表取締役:棟兼彰一、以下「upto4」)との共催により、【世界を変える技術シーズに出会う】創業初期の大学発スタートアップ「バイオプラスチック」分野の技術シーズマッチングイベントを6月18日に開催しました。

イベントについて

日時:2024年6月18日(火)19:30-20:25
形式:オンライン
料金:無料
イベントURL:https://upto4-miraisouzou-2406.peatix.com/

今回登壇したスタートアップ

世界各地で豊富に存在する⾮可⾷バイオマス資源からカーボンニュートラル製品の製造技術開発事業
株式会社グリーンケミカル 代表取締役 張錦良氏

グリーンケミカルが保有するコア技術は触媒反応プロセスによるバイオ化成品の生産技術です。これまでの汎用触媒では達成できなかった多様で複雑な水中での糖類変換反応を温和な反応条件で選択的に進める固体ルイス酸触媒を使用することにより、未利用で豊富に存在するパルプやもみ殻等の非可食バイオマス資源から作られる糖から、有用な芳香族系化合物であるHMF(5-ヒドロキシメチルフルフラール)を高効率で製造することが可能になります。
また、HMFを中間体として、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)のバイオマス代替品として知られるPEF樹脂(ポリエチレンフラノエート)の原料であるFDCA(フランジカルボン酸)へと高効率で変換する技術を保有しています。HMFは機能性食品や医薬品前駆体としての利用が期待されているのみならず、多様なカーボンニュートラル化成品のビルディングブロック(バイオマスナフサ)となる化合物です。
日本国内を始め、世界各地で豊富に存在する非可食バイオマス資源を原料に用いることで地域活性化と循環型社会への貢献と、バイオプラスチック製造技術で持続的な社会を目指します。

タイムテーブル

2024年06月18日(火)
 19:30-19:35 イベント説明、upto4のご紹介
 19:35-19:42 みらい創造機構様のご紹介
 19:42-19:45 匿名質問ツールSlidoの操作方法
 19:45-20:05 スタートアップ紹介 株式会社グリーンケミカル 代表取締役 張錦良氏
 20:05-20:15 Q&A(10分)
 20:15-20:20 面談、コミュニティ参加について

登壇者

張錦良|Kinryo Chou

株式会社グリーンケミカル 代表取締役
東京工業大学大学院を終了後、積水化学工業㈱に入社。プロジェクトリーダーとして新製品の研究開発、関連部門や海外拠点メンバーとの調整・折衝を含めたプロジェクトマネジメントを行いテーマ全体を推進。2023年7月より㈱グリーンケミカルに入社し、技術開発とパートナーとの連携を主導、資金調達や採用も主となり推進。2024年4月から同社の代表取締役CEOに就任。

南百合子|Yuriko Minami

株式会社みらい創造機構 キャピタリスト
東京大学大学院修了後、東京電力株式会社へ入社。 建築部門に従事した後、グループ経営部門へ転向。グループ事業再編、中期経営計画策定、新規事業開発、広報等に携わる。みらい創造機構では投資・ハンズオン支援、ブランディングや各方面のステークホルダーとのプロジェクトマネジメントを担当。お茶の水女子大学 非常勤講師。

棟兼彰一|Shoichi Munekane

upto4株式会社 Founder & CEO
早稲田大学政治経済学部卒 システムコンサルタントを経て、大手人材会社にて事業企画、ベンチャー投資、M&Aなどを担当。
大学発創薬スタートアップ、ヘルスケアスタートアップでコーポレート・新規事業開発などを経てupto4を創業。