「客員CTO」をテーマに大学発スタートアップCxOキャリアイベントを開催しました

みらい創造インベストメンツは、upto4株式会社との共催により、2026年4月23日(木)、オンラインイベント「なぜVCは『客員CTO』という関わり方を薦めるのか ── 大学発スタートアップCxOを目指す新しいキャリア戦略」を開催しました。

当日は約40名の方にご参加いただき、大学発スタートアップにおける新たな関わり方として注目される「客員CTO」をテーマに、制度の全体像や実際の関与内容、キャリアとしての可能性についてご紹介しました。

本イベントでは、前半にみらい創造インベストメンツより、東京都のスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」における「CTO供給・育成エコシステム」の取組と、客員CTOという関わり方の位置づけについて説明しました。後半では、実際に客員CTOとして活動する木村聡太より、参画に至るまでの背景や、技術検討・事業構想・PoCなどに関わる実践のリアルについて共有しました。

大学・国研等の技術シーズの事業化においては、優れた研究成果が存在しても、それを事業へと接続するCTO人材の不足が大きな課題となっています。一方で、いきなり創業やフルコミットでの参画にはハードルを感じる方も少なくありません。こうした中で、客員CTOは、技術と事業の橋渡し役として、大学発スタートアップに段階的に関与していく選択肢の一つとして紹介されました。

当日のQ&Aでは、参加者の皆さまから多くのご質問をいただき、関心の高さがうかがえるセッションとなりました。主なテーマとしては、客員CTOとして活動するうえでのマインドセット、参画までのステップや想定されるタイムライン、副業としての関与可能性、権限と責任の範囲、必要とされる経験や適性、複数案件への関与の可能性、本業とのコンフリクトへの対応などが挙げられました。

加えて、CEOとの役割分担や、客員CTOとアドバイザーの違い、育成・支援の具体的内容、相談や面談につながる導線、案件情報の閲覧方法など、実務的な観点からの質問も多く寄せられました。技術シーズの社会実装に向けた人材の関わり方について、参加者の皆さまと具体的な議論を深める機会となりました。

みらい創造インベストメンツでは今後も、大学等の技術シーズの社会実装を支える人材との接点づくりを進めるとともに、大学発スタートアップへの多様な参画のあり方を広げてまいります。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。


■イベント詳細

日時:2026年4月23日(木)19:30-20:30
会場:オンライン
イベントURL:https://upto4-miraisouzou-260423.peatix.com/

セッション構成:
セッション1
「TOKYO SUTEAMの取組と客員CTOという選択肢」
登壇者:
 みらい創造インベストメンツ キャピタリスト 相澤 浩明
 みらい創造インベストメンツ 広報・HR支援 堀川 健一郎

ディープテック領域におけるCTO人材の課題
・TOKYO SUTEAMにおける支援全体像
・客員CTOの役割と関与形態(創業・参画との違い)
・技術シーズとのマッチングプロセス
・キャリアとしての客員CTOの意義

セッション2
「客員CTOとしての実践と意思決定のリアル」
登壇者:客員CTO 木村 聡太
参画に至った背景と意思決定
・実際の関与内容(技術検討/事業構想/PoCなど)
・大学発シーズに関わる難しさと面白さ
・関与を通じたキャリア・視座の変化
・今後の展望

Q&A / ディスカッション

■登壇者

木村 聡太 | Sota Kimura
株式会社みらい創造インベストメンツ 客員CTO
東京工業大学大学院修士課程修了後、日産自動車に入社し、運転アシスト自動運転部門で自動ブレーキの改良とソナー設計を担当。ソナー設計では新規ソナーの立ち上げに従事。その後、レーダー会社のVeoneerに参画。レーダー開発を従事し、新規自動車メーカーへの新規納入を行った。現在は客員CTOとして研究機関の技術シーズの事業化に取り組むとともに、自らスタートアップを創業。

相澤 浩明 | Hiroaki Aizawa
株式会社みらい創造インベストメンツ キャピタリスト
東京工業大学大学院修士課程修了後、三菱商事に入社し、石油化学部門でトレーディングとグリーンケミカルの調査業務を担当。米国ヒューストン支店では北米の新規買収事業のPMIに従事。みらい創造インベストメンツでは、ディープテック領域の投資、ハンズオン、技術シーズの事業化等を担当。

堀川 健一郎 / Kenichiro Horikawa
株式会社みらい創造インベストメンツ 広報・HR支援
大手自動車部品メーカーで量産設計に従事した後、自動車メーカーへの出向や新事業開発を担当。さらに、東京工業大学(現・東京科学大学)との共同研究拠点の立ち上げに主担当として携わり、産学連携を牽引した。2021年に独立し、現在はPRコンサルティング会社を経営する傍ら、みらい創造インベストメンツの広報およびTOKYO SUTEAMを中心としたHR支援に従事している。

棟兼 彰一|Shoichi Munekane
upto4株式会社 Founder & CEO
早稲田大学政治経済学部卒 システムコンサルタントを経て、大手人材会社にて事業企画、ベンチャー投資、M&Aなどを担当。
大学発創薬スタートアップ、ヘルスケアスタートアップでコーポレート・新規事業開発などを経てupto4を創業。

■タイムテーブル

19:30-19:35 イベント説明、upto4のご紹介
19:35-19:37 匿名質問ツールSlidoの操作方法
19:37-19:52 セッション1 TOKYO SUTEAMの取組と客員CTOという選択肢のご紹介 
19:52-20:07 セッション2 客員CTOとしての実践と意思決定のリアル
20:07-20:25 Q&A、ディスカッション
20:25-20:30 面談、コミュニティ参加について


みらい創造インベストメンツのTOKYO SUTEAM 協定事業「CTO供給・育成エコシステム」について

大学等の技術シーズを事業化する上での課題であるCTO人材の不足を解決する「CTO供給・育成エコシステム」の構築を目指し以下の3点を取り組みます
・多様なルートを活用したCTO人材プールの構築
・当社キャピタリスト・経営人材・既存ディープテックスタートアップ(以下、ディープテックSU)のCTOと連携を通じたCTO人材育成
・技術シーズとのマッチングルート多様化
上記活動により「CTO供給・育成エコシステム」を構築することにより、東京発のディープテックSU創出の増加を狙います。

スタートアップ支援展開事業『TOKYO SUTEAM』について

東京都の新たなスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」で掲げる 「10x10x10(5年で、東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍)」達成のため、多様な主体による多彩なスタートアップ支援策の実施を後押しすることを目的として、東京都が実施しているものです。詳細は、「TOKYO SUTEAM」公式ホームページをご覧ください。

「TOKYO SUTEAM」公式ホームページ >>> https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp