【GAPファンド採択】長崎大学 榎波 康文 教授(PARKS)

科学技術振興機構(JST)「大学発新産業創出基金スタートアップ・エコシステム共創プログラム」の採択プログラムであるPARKS(Platform for All Regions of Kyushu & Okinawa for Startupecosystem:オール九州スタートアップエコシステムプラットフォーム)による「2024年度 スタートアップ・エコシステム共創プログラム GAPファンドプログラム STEP2-1」に国立大学法人長崎大学(長崎県長崎市、学長:永安 武、以下「長崎大学」)工学部 工学科 榎波 康文教授のテーマ「データセンターの容量拡大を実現する革新的通信デバイスの開発」が採択されました。株式会社みらい創造インベストメンツ(東京都港区、代表取締役社長:岡田 祐之)は本テーマについて事業化推進を支援し、技術の事業化、スタートアップ創業を目指します。

採択テーマについて

【研究代表者】
長崎大学 工学部 工学科 教授 榎波 康文

【採択枠】
ナノテクノロジー・材料

【採択課題名】
データセンターの容量拡大を実現する革新的通信デバイスの開発

【プロジェクト概要】
生成AIの登場により需要が急増しているデータセンターは通信の逼迫や消費電力増大といった課題に直面し、持続的かつ安定的な成長に懸念が生じつつあります。榎波教授が本プロジェクトで開発する通信デバイス「薄膜ガラス・有機光変調器」は、薄膜ガラス・ポリマー材料を用いることで従来比4倍の高速化・広帯域化と低消費電力化を実現します。この革新的な通信デバイスによって、データセンターが抱える通信や消費電力の課題を解決し、皆様の生活を支えるデジタルインフラであるデータセンターの持続的な成長を目指します。

【関連URL】
PARKS 「GAPファンド 採択シーズ」
https://www.parks-startup.jp/program


PARKS 令和6(2024)年度 大学発新産業創出基金事業 スタートアップ・エコシステム共創プログラム GAPファンドプログラムについて

PARKSでは九州・沖縄圏に根付き、アジアを経由してグローバルに展開可能な顧客志向かつイノベーションを実現可能なスタートアップを持続的に創出するために、PARKSスタートアップ創出プログラムを実施します。本プログラムは研究成果と事業化の間のギャップを埋めるためのもので、ビジネスモデルのブラッシュアップや試作品製作などを支援します。

起業活動支援プログラム(教職員)詳細
 Step1: ディープテックの試作開発、ビジネスモデル原案の作成(最大500万円、1年)。
 Step2-1: 応用研究の成果を商業的な可能性評価まで引き上げる(最大2000万円、1.5年)。
 Step2-2: 商業的な可能性評価と起業の達成(最大4000万円、Step2-1と合わせて3年)。
  ※Step2-2は今年度の募集は行いません。

WEBサイト https://www.parks-startup.jp