独自の高純度キャップ化技術を用いたmRNA創薬を目指すCrafton Biotechnology株式会社が、東京医科歯科大学認定ベンチャーの称号を授与されました

弊社の投資先であるCrafton Biotechnology株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役CEO:金承鶴、以下、Crafton Biotechnology)は、国立大学法人東京医科歯科大学(東京都文京区、学長 田中 雄二郎、以下、東京医科歯科大学)から認定ベンチャーの称号を授与されました。

 Crafton Biotechnologyは、独自のキャップ化技術、配列設計、合成方法などのプラットフォーム技術を用いて、既存課題を解決し、安全で有効性の高いmRNA医薬品を創出する名古屋大学発のスタートアップです。現在は、複数の大学や企業と連携し、新たなパイプラインの開発に取り組んでいます。また、AMED-SCARDAに採択され、安全安心な国産ワクチンの研究開発を積極的に進めています。

 mRNA医薬品は、2022年のノーベル賞にも選ばれた注目のモダリティであり、通常は酵素を用いた試験管内転写反応により調製されます。この方法では、分離が困難な不純物が生成されることがあり、医薬品として使用する際には過剰な副反応を引き起こす恐れがあります。Crafton Biotechnologyは、「PureCapアナログ」という独自のキャップ化試薬を開発し、高純度のmRNAを容易に調製することに成功しました。このPureCap技術を中心とした技術プラットフォームを用いて、「ひとつ先のmRNA」に向けた革新的なmRNA創薬構想を推進していきます。

 Crafton Biotechnologyは世界的にも潜在力の高い独自mRNA基盤技術を保有しており、新規モダリティ医薬品を開発し、将来多くの人々の健康を支えていく同社をご支援して参ります。

 弊社は、2023年12月のシードラウンドにてCrafton Biotechnologyに新規投資を実行しました。弊社は、今後も引き続き、資金面、事業面、アカデミア連携等、多方面から支援を行って参ります。

 

     

Crafton Biotechnology 会社概要

会社名Crafton Biotechnology株式会社
設立2022年3月1日
所在地愛知県名古屋市千種区不老町1番
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学インキュベーション施設
代表取締役CEO金 承鶴
事業内容医薬品の研究・開発・製造・販売および技術移転
URLhttps://craftonbio.com/
大学関連東京医科歯科大学発ベンチャー第13号称号
名古屋大学発ベンチャー
東京医科歯科大学と共同研究を実施

   

みらい創造機構会社概要

 2016年に東京工業大学と社会連携活動の推進に向けた組織的連携協定を締結し、東工大関連ベンチャーキャピタルファンドを設立・運営しております。2021年に設立した2号ファンドにおいては、投資先を東工大関連ベンチャーに加え高専関連等、技術系ベンチャーに対象領域を広げて活動しています。投資実績としては、現在までに42社への投資を実行し、3社が上場しています。 

 JST START事業の事業プロモーターとして活動している他、GTIE協力機関、メンターを務める等、研究段階から起業後の資金調達、ハンズオンまで、技術の社会実装に伴走しています。2022年にはグロースチームを組成し、“Deep Tech”スタートアップの事業成長に向けた多面的な支援を提供しています。大学系VCや中小機構、北九州市、つくば研究支援センターと連携協定を結び大学関連ベンチャーをとりまくエコシステム形成を進めています。

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カテゴリ VC