【GAPファンド採択】九州工業大学 德永 旭将 准教授(PARKS)

科学技術振興機構(JST)「大学発新産業創出基金スタートアップ・エコシステム共創プログラム」の採択プログラムであるPARKS(Platform for All Regions of Kyushu & Okinawa for Startupecosystem:オール九州スタートアップエコシステムプラットフォーム)による「2024年度 スタートアップ・エコシステム共創プログラム GAPファンドプログラム STEP2-1」に国立大学法人九州工業大学(福岡県北九州市、学長:三谷 康範、以下「九州工業大学」) 大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系 德永 旭将准教授のテーマ「迅速に導入でき長期的に運用できる自律型と人間中心型の外観検査AI」が採択されました。QBキャピタル合同会社(福岡県福岡市、代表社員:坂本 剛)と株式会社みらい創造インベストメンツ(東京都港区、代表取締役社長:岡田 祐之)は本テーマについて事業化推進を支援し、技術の事業化、スタートアップ創業を目指します。

採択テーマについて

【研究代表者】
九州工業大学 大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系 准教授 德永 旭将

【採択枠】
情報通信・データ

【採択課題名】
迅速に導入でき長期的に運用できる自律型と人間中心型の外観検査AI

【プロジェクト概要】
外観検査は、品質管理の最終工程として重要な役割を果たします。しかし、従来の人手による検査は、単調な作業の継続による精神的・身体的負担が大きく、人手不足も深刻化しています。こうした課題に対し、AIを活用した自動化が進められていますが、判定が難しい不良を識別するには専用のAIモデル開発が必要であり、高額なコストと長期間の開発が必要となっています。私たちが提案する技術では、「良品・不良品の特徴抽出」と「環境適応(照明・カメラの状態)」を分離することで学習データの再収集回数を大幅に削減できるため、導入コストを抑えられます。

【関連URL】
PARKS 「GAPファンド 採択シーズ」
https://www.parks-startup.jp/program


PARKS 令和6(2024)年度 大学発新産業創出基金事業 スタートアップ・エコシステム共創プログラム GAPファンドプログラムについて

PARKSでは九州・沖縄圏に根付き、アジアを経由してグローバルに展開可能な顧客志向かつイノベーションを実現可能なスタートアップを持続的に創出するために、PARKSスタートアップ創出プログラムを実施します。本プログラムは研究成果と事業化の間のギャップを埋めるためのもので、ビジネスモデルのブラッシュアップや試作品製作などを支援します。

起業活動支援プログラム(教職員)詳細
 Step1: ディープテックの試作開発、ビジネスモデル原案の作成(最大500万円、1年)。
 Step2-1: 応用研究の成果を商業的な可能性評価まで引き上げる(最大2000万円、1.5年)。
 Step2-2: 商業的な可能性評価と起業の達成(最大4000万円、Step2-1と合わせて3年)。
  ※Step2-2は今年度の募集は行いません。

WEBサイト https://www.parks-startup.jp